ルスティクの樺井俊之シェフは、
伝統的なフランス料理の研鑽を積んできましたが
40歳を過ぎる頃から、素材そのものがもつ本来の個性を
心から美味しいと思うようになりました。
京田辺の食材を最大限に活かせる調理法は何か。
それは、この土地が長年育んできた調理法ではないだろうか？
そんな模索の中で、素材の形や味の輪郭を生かすことを
大切にしたいと考えるようになりました。
京田辺出身のシェフだからこそできる京田辺のフランス料理。
体に染み入るような優しい味わいが、
お客様の心も体も癒せたらと願っています。
ルスティクでは、私たち人間も環境の一部であると考えています。だから、体に必要なものは、より身近に存在するはず。そんな考えから、なるべく身近な食材をつかうことを心がけています。
また、食を支える生産方法もまた、環境に大きな影響を与えていると考え、食材は可能な限り、安心で安全なものを使います。
料理は素材の積み重ねです。だからこそ、良質で新鮮でおいしいものを厳選しています。
この京田辺の風景の中で体にやさしい料理を召し上がって頂くときに、どんな空間が一番心地良いだろうと考えました。
周囲にとけ込んでいること。人の手によるぬくもりがあること。
時間を経て増していく味わいがあること。
そんな建物を建ててくれる方をと探していて建築家の中村好文氏に出会い、設計をお願いしました。
ルステイクの周囲には、自然と人とが共存する里山の風景が広がっています。
鳥のさえずり・風にゆれる竹・流れる雲、その中で営まれる人々の暮らし。
そんなどこか懐かしい景色の中で、ゆったりとした時間を過ごして頂けたらと思います。
お食事のあとは、のんびりと近隣のお散歩などもお楽しみ頂けたらと思います。
